
「親が昔、脚立に登って庭木や生垣を刈っていたけど、危ないなと思ったことがある」
そんな経験は、ありませんか?
実際、庭木の手入れはコツを知らないままやると 木を弱らせたり、形がガタガタになったり、ケガにつながったりと失敗が多いもの。
でも基本のルールと道具の選び方さえ押さえれば、初心者でもきれいに仕上げられます。
この記事では、庭木の剪定でよくある失敗とその解決法を中心に、初心者が安全にDIYで作業するためのコツを解説します。
最後にはおすすめの道具も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
庭木の剪定で初心者がよくやる失敗と解決法
切りすぎて木が枯れる
初心者が一番やりがちなのは、「枝を一気に切りすぎてしまう」こと。
葉が減りすぎると光合成できず、木が弱ったり最悪枯れてしまいます。
解決法
- 1回で大胆に切らず、年2〜3回に分けて少しずつ整える
- 「光と風が入る程度」を目安に、枝を抜いていく
形がガタガタになってしまう
外側ばかり刈っていると、「丸くしたつもりが凸凹に…」という失敗も多いです。
また、奥の枝を整理しないままだと全体のバランスも崩れます。
解決法
- 全体の“完成形”をイメージしてから切る
- 外側だけでなく、内側の枝も間引いてバランスを整える
- ヒモやガイドを使うと、形がそろいやすい
脚立からの転落など、安全上の失敗
実は庭木の剪定で一番多い事故が、「脚立からの転落」。
バランスを崩して落ちたり、刃物を持ったまま転んだりと大けがにつながります。
解決法
- 脚立に登らず、地面から作業できる道具を使う
- ポール式ヘッジトリマを活用すれば、高い枝にも安全に届きます
道具が合っていなくて疲れる/仕上がりが悪い
太枝を、小さな剪定バサミで切ろうとする
重すぎる電動工具を、無理して使う
→ どちらもすぐ疲れてしまい、仕上がりが中途半端になります。
解決法
- 枝の太さに合った、道具を選ぶ
- 広い範囲は電動トリマ、細かい仕上げは手バサミ、と使い分ける
初心者でも失敗しない剪定の基本ルール
庭木の剪定は「闇雲に枝を切る」ことではありません。
木を健康に保ちつつ、きれいに見せるためには基本ルールがあります。
剪定の目的
- 樹木を健康に保つ
- 形を整える
- 風通し・日当たりをよくする
剪定の適期
- 常緑樹:夏(6〜7月ごろ)
- 落葉樹:冬(休眠期)
※ただし軽い手入れなら年中OK
枝を切る位置
- 芽のすぐ上を斜めにカット
- 枝の途中で切らず、分岐点で整理
一度にやりすぎない
- 木に負担をかけないために、少しずつ整えるのが鉄則
安全に作業するための工夫
- 脚立に登らない
→ 高い枝はポール式の電動トリマを使う - 保護具をつける
→ 手袋・ゴーグルでケガ防止 - 作業時間は短めに
→ 無理して長時間やると集中力が切れ、事故の原因に
初心者におすすめの剪定道具
ここまで紹介した失敗を防ぐために欠かせないのが、「正しい道具選び」。
初心者におすすめの、アイテムを紹介します。
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充電式ポールヘッジトリマ
– マキタ MUN500WDZ / MUN501WDZ
– 脚立不要で高い枝も安全にカット
– 軽量で扱いやすく、初心者でも疲れにくい
– → [マキタMUN500WDZとMUN501WDZの違いはこちらで解説]
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バッテリー・充電器
一度購入すれば、他のマキタ工具でも使える
庭仕事の効率が一気に上がる
充電式バリカン
細かい仕上げ用に、あると便利
安全グッズ
保護手袋・ゴーグルは必須アイテム
剪定道具のメンテナンスと長持ちさせるコツ
道具は正しく使えば、長く活躍してくれます。
トリマの刃
→ 使用後はゴミを落とし、必要なら注油する
バッテリー
→ 直射日光や凍結する場所を避けて保管
剪定バサミ
→ 樹液がついたら布で拭き、錆止めオイルを塗る
まとめ
– 剪定でよくある失敗は「切りすぎ・形崩れ・危険・道具選び」
– 基本ルールを守り、正しい道具を使えば初心者でも失敗しない
– 脚立を使わず安全に作業したいなら、充電式ポールヘッジトリマが最適


