夏の夜空を焦がす、勇壮な炎と光の祭典「熊野大花火大会」。
毎年8月17日に、三重県熊野市の七里御浜海岸を舞台に繰り広げられるこの花火大会は、単なる花火大会とは一線を画す、まさに「火の芸術」と呼ぶにふさわしいものです。
特に、海上で炸裂する巨大な花火「三尺玉海上自爆」や、海岸の岩場に仕掛けられた花火を爆発させる「鬼ヶ城大自爆」は、他では決して見ることのできない、熊野大花火大会ならではの圧巻の光景です。
これらの花火は、単に夜空を彩るだけでなく、轟音とともに観客の心をも震わせ、深い感動を与えてくれます。
そんな熊野大花火大会を、たっぷり楽しんだ後は近くのホテルでゆっくり休みたいと願う方は多いはず。
しかし、大会の会場周辺は宿泊施設が限られており、早めの予約が必須です。
そこで、この記事では、熊野大花火大会の会場に近いホテル情報はもちろん、車や電車を利用したアクセス方法、さらには穴場スポットまで、あなたの花火大会体験を最高のものにするための情報を徹底的にご紹介します。
会場周辺のホテルを確保できれば、花火の迫力を間近で感じ、余韻に浸りながらゆっくりと過ごすことができます。
また、少し足を伸ばせば、熊野古道や熊野三山といった世界遺産を巡る旅も楽しめます。
昼間は歴史と自然に触れ、夜は花火に酔いしれる、そんな贅沢な旅の計画を、この記事を参考に立ててみてはいかがでしょうか。
この「熊野大花火大会」周辺には、観光に便利なホテルや旅館も多いです。
熊野大花火大会は、300年以上の歴史を持つ伝統的な花火大会です。
その起源は、お盆の初精霊供養に花火を打ち上げ、その火の粉で灯籠を焼いたことにあると言われています。
歴史の変遷:
- 江戸時代:
- 木本(現在の熊野市木本町)の極楽寺で、お盆の16日に精霊供養の花火が打ち上げられていました。
- 明治時代:
- 花火師たちが技術を競い合い、花火大会の規模が拡大しました。
- 打ち上げ場所が海岸に移り、現在の形に近づきました。
- 昭和時代:
- 1932年から、名物「鬼ヶ城大仕掛け」が登場。
- 戦時中は一時中断しましたが、戦後に復活しました。
- 平成時代:
- 1993年に「三尺玉海上自爆」が始まり、大会のもう一つの名物となりました。
- 技術革新が進み、世界初の試みも行われるようになりました。
熊野大花火大会は、単なる娯楽ではなく、精霊供養という宗教的な意味合いを持っています。
また、地元の花火師たちの技術と情熱が受け継がれてきた、地域の文化遺産でもあります。
世界的にも珍しい、世界遺産である鬼ヶ城の岩場や、熊野灘の海上を舞台にした花火大会であることから、その景観の素晴らしさから多くの観光客を魅了しています。
このように、熊野大花火大会は、歴史と伝統、そして技術が融合した、他に類を見ない花火大会なのです。
毎年8月17日に開催され、約1万発の打ち上げ数を誇る全国でも有数の花火大会です。
「三尺玉海上自爆」や「鬼ヶ城大仕掛け」などは、熊野市ならではロケーションが生み出す音と風圧はまさに体感する花火です。
こんな歴史ある花火大会を観てみたいという方は、年々増えています。
最近は外国人の方にも、人気が高まっているそうですよ。
この記事では、「熊野大花火大会」の見どころや特徴、アクセス方法、駐車場についてなどをまとめてみました。
また、観光に便利なおすすめホテル・旅館などもご紹介しますので参考にしてください。
「熊野大花火大会」の見どころや特徴
この「三重 熊野大花火大会」の海から上がる花火はとても有名ですが、仕掛け花火が特に有名です。
序盤からフィナーレまで、息つく暇もないほどの見どころ満載の見どころをご紹介します。
序盤 海上自爆
- 大会の幕開けを飾るのは、海上自爆です。2隻の船が全速力で並走しながら、次々と花火玉を海へ投げ込んでいきます。
- 海面すれすれで炸裂する花火は、まるで海から花が咲き乱れるかのようで、観客を魅了します。
- 疾走する船と花火の競演は、スリル満点で、観客の興奮を高めます。
中盤:多彩な花火と鬼ヶ城大仕掛け
- 中盤では、様々な種類の花火が打ち上げられ、夜空を華やかに彩ります。
- そして、大会の最大の見どころの一つである「鬼ヶ城大仕掛け」が登場します。
- 世界遺産「鬼ヶ城」の岩場に仕掛けられた花火が、次々と炸裂し、轟音とともに光の洪水が押し寄せます。
- 岩場に反響する爆音と光は、まさに圧巻で、観客を異次元の世界へと誘います。
終盤:三尺玉海上自爆とフィナーレ
- 大会のクライマックスを飾るのは、「三尺玉海上自爆」です。
- 直径約600mにもなる巨大な花火が、海上から炸裂し、夜空と海面を染め上げます。
- その衝撃は、体全体に響き渡り、観客は言葉を失うほどの感動を覚えます。
- そして、数々の花火が打ち上げられ、豪華絢爛なフィナーレを迎えます。
熊野大花火大会は、視覚と聴覚を刺激する、まさに五感で楽しむ花火大会です。
車・電車で行く!熊野大花火大会へのアクセス方法
熊野大花火大会へのアクセス方法について車と電車、それぞれのアクセス方法について詳しくご説明します。
「熊野大花火大会」へ自動車で行く方法と駐車場
「熊野大花火大会」に自家用車で行くには、熊野尾鷲道路の「熊野大泊」インターチェンジで降ります。
そのまま国道42号線を走り、熊野市街に入ります。
七里御浜海岸周辺が、会場となります。
花火大会当日規制があるため、事前に大会の公式ウェブサイトなどで最新の情報を確認してください。
大会当日は会場周辺の道路が大変混雑するため、時間に余裕をもって出発することをおすすめします。
駐車場は用意されますが、こちらも大変混雑します。
サイトにてご確認をお願いします。
「熊野大花火大会」へ電車で行く場合
「熊野大花火大会」に電車で行く場合は、最寄り駅はJR熊野市駅となります。
名古屋駅からJR熊野市駅へのアクセス
名古屋駅からJR熊野市駅への行き方を説明しますと、主にJR特急「ワイドビュー南紀」を利用するルートが便利です。
以下に、分かりやすく説明します。
JR特急「ワイドビュー南紀」を利用するルート
- 名古屋駅出発:
- JR名古屋駅から、JR特急「ワイドビュー南紀」に乗車します。
- 「ワイドビュー南紀」は、東海道本線・紀勢本線を経由して熊野市駅まで直通運転しています。
- 熊野市駅到着:
- 約3時間8分でJR熊野市駅に到着します。
新大阪駅からJR熊野市駅へのアクセス
新大阪駅からJR熊野市駅へは、JR特急「ワイドビュー南紀」を利用するのが便利です。
- JR新大阪駅から松阪駅へ移動:
- まず、JR新大阪駅から松阪駅へ向かいます。
- 所要時間は約2時間半ほどです。
- JR松阪駅からJR熊野市駅へ移動:
- JR松阪駅からは、JR南紀3号特急紀伊勝浦行に乗車します。
- 「南紀3号特急」は、東海道本線・紀勢本線を経由して熊野市駅まで直通運転しています。
- JR熊野市駅から徒歩約5分と、駅から非常に近いのが魅力です。
- 大会当日は、臨時列車が運行される場合もあります。JRのウェブサイトなどで最新の情報を確認することをおすすめします。
熊野大花火大会近くのおすすめホテル
熊野大花火大会の周辺には、素敵なホテルや旅館がたくさんあります。
その中でもおすすめの、3つのホテルをご紹介します。
フェアフィールド・バイ・マリオット・三重熊野古道みはま
この「フェアフィールド・バイ・マリオット・三重熊野古道みはま」は、シンプルで快適な滞在を提供するホテルです。
美しい自然に囲まれながら、心ゆくまでリラックスできる空間が広がっています。
客室は、広々としたスペースと機能的なレイアウトが特徴です。
海を望む客室からは、水平線に沈む夕陽や穏やかな波の音を堪能できます。
無料Wi-Fiや快適なベッドなど、充実のアメニティもご用意しており、旅の疲れを癒すのに最適です。
お子様連れのご家族にも安心してご利用いただけます。
広々とした館内は、お子様が自由に走り回れるスペースも十分に確保されています。
また、周辺には、海水浴場や公園など、家族で楽しめるスポットもたくさんあります。
熊野古道へのアクセスも抜群で、歴史ある古道を散策したり、自然豊かな山々をハイキングしたりと、アクティブな休日を過ごすこともできます。
「フェアフィールド・バイ・マリオット・三重熊野古道みはま」は、ビジネスユースはもちろん、観光やレジャーなど、様々な目的でご利用いただけます。
このホテルの総合評価は「4.38」です。( 評価詳細は こちら>> )
雄大な自然と快適な滞在を両立させたい方に、おすすめのホテルです。
また、「フェアフィールド・バイ・マリオット・三重熊野古道みはま」に宿泊するなら「楽パック」のプランが便利です。
交通費込みのお得なパックなので、旅行全体が格安で行けますよ。
里創人 熊野倶楽部
この「里創人 熊野倶楽部」は、里創人 熊野倶楽部は、世界遺産「熊野古道」の豊かな自然に抱かれた、まさに隠れ家のようなリゾートホテルです。
全42室の客室は、すべて露天風呂付きのスイートタイプ。
熊野杉をふんだんに使用した温かみのある空間で、日常の喧騒から離れ、心身ともにリラックスできます。
広々としたテラスからは、四季折々の美しい景色を眺めることができ、贅沢な時間を過ごせます。
口コミ評価も高く、「客室の露天風呂が最高!プライベートな空間でゆっくり温泉を楽しめた」と好評です。
この旅館の総合評価は「4.40」です。( 評価詳細は こちら>> )
世界遺産 熊野古道巡りへが有名で、自然が好きな人におすすめです。
また、「里創人 熊野倶楽部」に宿泊するなら「楽パック」のプランが便利です。
交通費込みのお得なパックなので、旅行全体が格安で行けますよ。
熊野の宿 海ひかり
この「熊野の宿 海ひかり」は、熊野灘を一望できる高台に位置し、その名の通り、海と光に包まれた絶景が自慢の宿です。
全室オーシャンビューで、熊野灘の雄大な景色を眺められます。
特に、夕日が海に沈む光景は息をのむ美しさです。
地元の漁港で水揚げされた新鮮な魚介類を使った料理が自慢です。
特に、伊勢海老や熊野灘の海の幸をふんだんに使った会席料理は、多くの宿泊客を魅了しています。
口コミでも「部屋からの眺めが最高だった」「夕日が本当にきれいだった」など、ロケーションを絶賛する声が多く見られます。
この旅館の総合評価は「4.08」です。( 評価詳細は こちら>> )
また、「熊野の宿 海ひかり」に宿泊するなら「楽パック」のプランが便利です。
交通費込みのお得なパックなので、旅行全体が格安で行けますよ。
熊野大花火大会の会場に近いホテルはどこ?車・電車で行くアクセス方法のまとめ
熊野大花火大会は、その圧倒的なスケールと独創的な演出で、訪れる人々を魅了する夏の風物詩です。
会場周辺の宿泊施設は限られていますが、早めの予約と周辺エリアを含めた宿泊施設の検討で、快適な花火大会体験が可能です。
その熊野大花火大会と、周辺のおすすめホテル情報をご紹介しました。
熊野大花火大会を訪れる際には、熊野大花火大会は、他では決して味わうことのできない、圧倒的なスケールと感動を与えてくれる花火大会です。
会場へのアクセスは、電車でも車でも可能ですが、大会当日は大変混雑するため、事前にしっかりと計画を立てて、時間に余裕をもって行動することをおすすめします。
- 早めの予約: 会場周辺の宿泊施設は、大会当日だけでなく、前後の日もすぐに満室になる傾向があります。早めの予約が必須です。
- 周辺エリアも検討: 熊野市周辺の尾鷲市や新宮市など、少し足を伸ばせば宿泊施設の選択肢が広がります。
- 交通手段の確認: 会場までのアクセス方法を事前に確認し、宿泊場所を選ばれると良いですね。
ぜひ、熊野大花火大会で、一生忘れられない夏の思い出を作ってください。
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